【URL転送・リダイレクト】 ホームページの修正
ホームページを移転したり、ページを移動した際のURL転送・リダイレクト設定に対応しています。wwwあり・なし、httpからhttpsへの転送などにも対応しています。
URL転送にはドメインレベルでの設定もあります。たとえば、「wwwあり」と「wwwなし」の統一設定は、検索エンジンから見て別サイトと判断されないようにするために必須です。さらに、SSL化によって「http」から「https」に変更した場合にも、旧URLにアクセスしたユーザーを安全に新しいURLへ誘導するリダイレクトが必要になります。これを怠ると、せっかくSSL化を行ってもエラー表示や「この接続は安全ではありません」といった警告が出てしまい、ユーザーが離脱する原因となります。
特にWordPressを利用している場合は、プラグインによってリダイレクト設定を簡単に行えることもありますが、根本的にはサーバー側の設定(.htaccessなど)で制御するのが最も確実です。たとえばApacheサーバーであれば、.htaccessファイルに301リダイレクトの記述を追加することで、すべての旧URLを新しいURLへ統一的に転送できます。一方、Nginxなどのサーバーでは設定ファイルを直接編集する必要があります。このように、どのサーバー環境で運用しているかによって、リダイレクトの方法も変わってくるため、修正や移転の際にはサーバー仕様を把握したうえで対応を行うことが求められます。
さらに、リダイレクト設定を行う際には、無限ループの発生にも注意が必要です。たとえば、「http→https」と「wwwなし→wwwあり」の転送設定を同時に行う場合、設定順序を誤ると、延々とリダイレクトが繰り返される状態になることがあります。これを防ぐためには、まずどのURLを最終形にしたいのかを明確にし、統一ルールを設けておくことが重要です。たとえば、「https://www.example.com」を基準にするのか、「https://example.com」を基準にするのかを事前に決め、そのルールに従って一貫した転送設定を行うことで、無駄な転送を防ぎ、SEOの評価も安定します。
リダイレクトとは
リダイレクトとはホームページページやページなどを新しいURLに変更した時に、アクセスを自動的に転送をする仕組みのことです。ユーザビリティの低下を防ぐ他、SEO面では、旧URLのページ評価を新URLに引き継いだり、404エラー表示を回避したりすることが可能になります。
URL転送やリダイレクトの設定は、ホームページの修正・運用において見落とされがちですが、SEOやアクセス維持の観点から極めて重要な作業です。ホームページの構成を変更したり、WordPressテーマをリニューアルしたり、ドメインを変更したりする際に、旧URLのままアクセスしても新しいページに自動的に誘導されるようにすることで、ユーザーの利便性を損なわずに済みます。また、検索エンジンに対しても「このページは移転しました」という情報を正しく伝えることができるため、検索順位を維持しやすくなるという大きなメリットがあります。
301リダイレクト・302リダイレクト
注意すべきなのは、URL転送とリダイレクトにはいくつかの種類があり、それぞれ目的と使い方が異なる点です。たとえば、301リダイレクトは「恒久的な移転」を意味し、検索エンジンは旧URLの評価を新しいURLに引き継ぎます。一方、302リダイレクトは「一時的な移転」を示すもので、主にテスト運用や一時的なメンテナンス時に用いられます。これらを適切に使い分けることで、SEO上の評価を無駄にすることなく、スムーズにサイトの移行や修正を進めることができます。
301リダイレクトとは、恒久的に旧URLへのアクセスを新URLへと転送するリダイレクトです。
302リダイレクトとは、一時的に旧URLへのアクセスを新URLへの転送するリダイレクトです。