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ホームページURL変更時の外部Webツール等の再設定

ホームページURL変更時の外部Webツール等の再設定

ホームページURL変更時の外部Webツール等の再設定について。ホームページのドメイン(URL)を変更した場合、それまでに利用していたホームページ外のWebツール・Webサービスの再設定を行う必要がある場合があります(特に利用していない場合は必要ありません)。

ホームページのURL(ドメイン)を変更する場合、どのような場合でもサイトデータの移管やサイト内URLパス変更、リダイレクト設定、メールアドレスの再設定なども必要になります。そして、アクセス解析タグの再設置、サイト登録、SNSアカウント情報、マップ登録情報などホームページ外部のWebツール等も再設定する必要があります。ホームページのURL、ドメインの変更は、表面的にはアドレスが変わるだけのように思えますが、裏側では多くのシステムが連携し、各種解析や集客、外部ツールとの通信が成り立っています。ドメインを変更することにより、これらの連携が途切れたり誤作動を起こしたりするリスクがあるため慎重な再設定が求められます。

Search Console等サイトの再登録

Search Console等サイトの再登録

ドメイン(URL)が変更となった場合、リダイレクト等を実施していても、ドメインという属性の上では別のホームページとなります。こうしたことから、Search Consoleやディレクトリ型のサイト登録を行っている場合、再度サイト登録をする必要があります。Search Consoleでは、かつて存在していた「アドレス変更ツール」が廃止されており、現在は新旧それぞれのプロパティを個別に登録し、移転の意図を明確に伝えるために301リダイレクトを全ページ単位で実装することが前提となっています。このリダイレクトの設定を行ったうえで、新しいドメインのsitemap.xmlを生成し、Search Consoleに送信します。robots.txtも新ドメイン用に再整備し、不要なブロックやディスアロー設定が引き継がれていないかも確認しなければなりません。

Google Analytics等のアクセス解析タグの再設置

Google Analytics等のアクセス解析タグの再設置

運営するホームページのドメインを変更した場合、Google Analytics等のアクセス解析タグの再設置が必要になる場合があります。再度アクセス解析用のタグを発行し、新ドメイン下のホームページ内にタグを設置する必要があります。Google Analyticsにおいては、GA4プロパティのURLは分析の精度に直接影響しませんが、レポート上で表示されるURLや、計測されるページURLの内容が変わるため、見た目やフィルター条件に混乱が生じることがあります。より重要なのは、計測タグが新しいドメインに正しく埋め込まれているかどうかの検証です。タグが旧ドメインのまま残っていると、イベントやコンバージョンの記録が途切れ、分析の継続性が失われてしまいます。Tag Managerを導入している場合も、コンテナIDが変わるわけではありませんが、設置されるタグのパスやドメインへの依存関係を持つ変数、トリガー、フィルターなどが設定されている場合は、条件式の見直しが必要になります。Google広告やFacebook広告など、別の媒体に計測データを送っている場合には、その連携元として設定されているドメインが変わったことを認識し、クロスドメイントラッキングの設定やコンバージョントラッキングのドメイン変更手続きが必須になります。

Google Map等マップ情報の編集

Google Map等マップ情報の編集

Google Mapなどの地図サービスにおいて、ウェブサイト登録をしている場合、ウェブサイトURLを変更します。

SNSアカウント内のサイトURL変更

SNSアカウント内のサイトURL変更

Facebook、X(旧Twitter)、Instagram等の公式SNSアカウントを運営している場合、SNSアカウント内のサイトURLを新ドメインに変更するなどの調整が必要になります。SNSとの連携もドメイン変更によって再設定が必要になる領域です。特にOGP(Open Graph Protocol)の設定は見落とされがちですが、FacebookやX(旧Twitter)でURLをシェアする際のタイトルやサムネイル表示が、正確に表示されなくなるケースがあります。これを防ぐには、metaタグの再設定に加えて、Facebookの「Sharing Debugger」やXの「Card Validator」でプレビューとキャッシュの更新を行うことが望まれます。

ホームページのドメイン(URL)変更

また、サードパーティで導入しているチャットボットやポップアップ表示ツールも、スクリプトタグのドメイン指定やAPIエンドポイントに影響がある場合があります。特にチャットウィジェットなどは、特定のドメインからのアクセスのみ許可されていることが多いため、新しいドメインの登録を忘れてしまうと訪問者との対話機能そのものが動作しなくなることも考えられます。